この度は、nocria shopへのご来店、誠にありがとうございます。
皆さま、ご自宅のエアコンは何年お使いでしょうか?
そろそろ買い替えを検討している方もいらっしゃいませんか?
エアコン買い替えの際、機能や使いやすさはもちろん大切ですが、コンセントの形状や室外機の設置場所など、エアコンの設置環境の確認も大切です!
今回はエアコンの設置環境の確認ポイントをご紹介します。
1. エアコンの使用期間は10年?そもそも買い替え時期はいつ?
エアコンの使用期間は一般的に10年と言われています。これは、設計上の標準使用期間※が10年と設定されているためです。
そのため、10年以上使っているエアコンについては、買い替えも検討してみても良いかもしれません。
※設計上の標準使用期間とは?
運転時間や温湿度など、標準的な使用条件に基づく経年劣化に対して、製造した年から安全上支障なく使用することができる標準的な期間を指します。この期間を超えて使用した場合は、経年劣化による発火・けが等の事故に至るおそれがあります。
詳しくはお使いのエアコンの取扱説明書をご確認ください。
2. エアコン買い替え時に注意することは?
エアコン買い替えに対しては、必ず工事が発生します。ここで確認が必要になるのがエアコンの設置環境です。
事前に確認しておかないと、「追加工事が必要になり、想定よりも多く費用がかかった」なんてことも…
思わぬ出費を防ぐため、次の7つのポイントを事前に確認しましょう!
3. エアコンを設置する環境の確認ポイント7選
◎ポイント1:エアコン専用コンセントの有無と形状の確認
エアコンによって電源プラグの形状が異なります。エアコン専用コンセントの形状と電源プラグの形状が合わない、または専用コンセントがない場合は工事が必要になるので、事前に確認しましょう。
<コンセント形状の確認方法>
※エアコン専用コンセントは、エアコンが設置されている付近の壁の上部にあることが多いです。
<カタログでの記載例>
※当社製品のカタログは以下のページよりご確認いただけます。
ダウンロード:エアコン - カタログ(富士通ゼネラル公式サイト)
◎ポイント2:配電されている電圧の確認
一般家庭の電力供給方式には、「単相2線式」と「単相3線式」の2種類があり、それぞれ対応できる電圧が異なります。
対応畳数が大きいエアコンは、200Vの電圧が必要になる場合がありますので、事前に確認しましょう。
ブレーカーの配線部から何本の電線が出ているかによってどちらの方式か確認可能です。
電力供給方式 | 電線数 | 対応できる電圧 |
単相2線式 | 2本 | 100V |
単相3線式 | 3本 | 100V、200V |
<確認方法>
① 分電盤の外観
② 分電盤の蓋を開けてブレーカーの配線部をチェック
③ 配線が2本:単相2線式
配線が3本:単相3線式
※わからない場合は電力会社へお問い合わせください。
<カタログでの記載例>
※当社製品のカタログは以下のページよりご確認いただけます。
ダウンロード:エアコン - カタログ(富士通ゼネラル公式サイト)
※200V製品について
単相200V機種の運転電流は、単相3線式の家屋では、配線方式(回路)の特性上、実際の電流値の2倍の値で検出されます。
したがって、単相200V機種はブレーカーで検出される値が実運転電流の2倍の値になることと、ご契約電気容量をご確認のうえ、機種をお選びください。
ご契約電気容量については、最寄りの電力会社へお問い合わせください。
◎ポイント3:ご契約のアンペア数の確認
エアコンの対応畳数や、他の家電の使用状況にもよりますが、エアコンを快適に使用するには、一般的に30A以上の電気容量が必要とされています。
契約しているアンペア数を超えて電気を使用すると、ブレーカーが落ちてしまいますので、事前にご契約のアンペア数を確認しておきましょう。
<確認方法>
ご契約のアンペア数はブレーカーシールの色や数字で確認可能です。
※電力会社によってブレーカーシールの色が異なります。
※関西電力、北陸電力では色分けされていません。14畳以上向けのエアコンの多くは200V仕様で30A以上を要します。
<数字のチェックポイント>
ブレーカーボックスの蓋を開け、一番大きなブレーカーで確認することができます。
以下の赤い囲みの部分を見て調べましょう。
◎ポイント4:室外機の設置場所の確認
室外機をベランダや平地に置く場合は、基本的に標準取付工事内となりますので、追加費用は発生いたしません。
しかし、室外機を屋根や異階への設置や、配管カバーを利用する場合などは、追加費用が発生することがあります。事前に確認しておきましょう。
※下記はnocria shopで購入した際の室外機設置のオプション工事料金になります。参考までにご覧ください。
<標準取付工事とは?>
エアコンを取り付けるための基本工事を「標準取付工事」と言います。
標準取付工事内容で取り付けができる場合は、追加料金は発生いたしませんが、設置環境によっては追加工事が必要な場合がございます。
nocria shopの標準取付工事について、詳しくは以下のページをご確認ください。
エアコン取付工事について - 標準取付工事とは
◎ポイント5:配管穴の確認
エアコン設置の際は、室内機と室外機をつなぐ配管を通す穴が必要です。設置場所に配管穴があるか確認しましょう。穴がない場合や壁の材質によっては、追加料金が必要となります。
また、壁の材質によっては、設置自体をお断りすることもあります。
◎ポイント6:エアコンの設置スペースの確認
メンテナンスや能力確保のために、室内機、室外機の実幅や高さに加えて、周りに一定のスペースが必要になります。本体の寸法が大丈夫でも、フラップが開いた時に、カーテンレールや家具などにぶつかる場合がありますので、事前に据付スペースを確認しておきましょう。
※機種によって必要な据付スペースが異なります。
<室内機(例:SVシリーズ)>
*1:メンテナンスのため、壁と接する側は上記寸法を確保してください。
*2:下にある障害物の奥行きが110mm未満の場合は上記寸法を確保し、110mm以上の場合には、吹き出し気流を遮らないよう、十分な距離を確保してください。 また、左出し配管時(スペーサー使用時)は、障害物の奥行きが85mm未満の場合は、メンテナンスのため()内寸法を確保してください。85mm以上の場合はさらに離してください。
※上記画像はSVシリーズの場合です。
<室外機(例:SVシリーズ)>
※上記画像はSVシリーズの場合です。
※効率の良い運転のために、正面・左側面の2方向をなるべく開放してください。
◎ポイント7:古いエアコンの取り外しや処分の確認
エアコンが既に設置されている場合、取り外し料金が発生する場合があります。また、引き取りの際は「リサイクル料金+収集運搬料金」がかかります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「予定よりも多く工事料金がかかってしまった」、「せっかくエアコンを購入したのに取り付けられなかった」といったことにならないよう、ぜひ事前にチェックしていただければ嬉しいです!
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